カズオイシグロとは
両親とも日本人、長崎県出身のイギリスの作家。
海洋学者だったお父様の仕事の都合で幼少期に渡英しました。
成人したのちにイギリス国籍を選択されたそうです。
1989年に「日の名残り」でブッカー賞を。
2017年にはノーベル文学賞を受賞しました！
そもそもノーベル賞とは？
ダイナマイトの発明者であるアルフレッド・ノーベルの遺言により、1901年から始まった世界的な賞。
分野は物理学、化学、生物学・医学、文学、平和の５つ。のちに経済を加えた計６分野です。
人類に最大の貢献をもたらした人に贈られる賞になります。
カズオイシグロさんは2017年にノーベル文学賞を受賞しました。
カズオイシグロさんおすすめ５選
そんなカズオイシグロさんのオススメ作品を今回も５選で紹介します！
わたしを離さないで
優秀な介護人キャシー・Ｈは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャムの親友トミーやルースも提供者だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度…。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていくー全読書人の魂を揺さぶる、ブッカー賞作家の新たなる代表作。
「BOOK」データベースより
キャシーの語りから入る「わたしを離さないで」。
おすすめしておいて恐縮ですが、前情報なしの方が絶対に楽しめると思います。
元々ある漫画に似ているらしいという情報から読み始めました。
もうその時点で設定が、、。
内容は比較的分かりやすいので、カズオイシグロ作品初心者の方におすすめ！
日の名残り
品格ある執事の道を追求し続けてきたスティーブンスは、短い旅に出た。美しい田園風景の道すがら様々な思い出がよぎる。長年仕えたダーリントン卿への敬慕、執事の鑑だった亡父、女中頭への淡い想い、二つの大戦の間に邸内で催された重要な外交会議の数々-過ぎ去りし思い出は、輝きを増して胸のなかで生き続ける。失われつつある伝統的な英国を描いて世界中で大きな感動を呼んだ英国最高の文学賞、ブッカー賞受賞作。
「BOOK」データベースより
「信頼できない語り手」という手法の作品。
語り手の主観で話しているので、必ずしも真実を話しているわけではない。自分の都合のいいように解釈したり、話したり。誰しも身に覚えがあるはず。
語り手であるスティーブンスの執事の美学、過去が愛おしく切ない。
これから夏の終わりにかけて、おすすめしたいお話です。
忘れられた巨人
遠い地で暮らす息子に会うため、長年暮らした村をあとにした老夫婦。一夜の宿を求めた村で少年を託されたふたりは、若い戦士を加えた四人で旅路を行く。竜退治を唱える老騎士、高徳の修道僧…様々な人に出会い、時には命の危機にさらされながらも、老夫婦は互いを気づかい進んでいく。アーサー王亡きあとのブリテン島を舞台に、記憶や愛、戦いと復讐のこだまを静謐に描く、ブッカー賞作家の傑作長篇。
「BOOK」データベースより
ブリトン人の夫、アーサーは妻を「お姫様」と呼びます。
日本人のわたしには慣れない響き（しかも老夫婦が使っている）です。
その呼び名のおかげで、アーサーから妻への繊細な愛おしさと、長年の付き合い。どんな時間や経験を共に過ごしてきたのか、をより強く感じながら読めた気がします。
カズオイシグロは初めて！でファンタジーが好きな人におすすめ。
好きなジャンルからだと読みやすいと思います！
夜想曲集: 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語
ベネチアのサンマルコ広場を舞台に、流しのギタリストとアメリカのベテラン大物シンガーの奇妙な邂逅を描いた「老歌手」。芽の出ない天才中年サックス奏者が、図らずも一流ホテルの秘密階でセレブリティと共に過ごした数夜の顛末をユーモラスに回想する「夜想曲」を含む、書き下ろしの連作五篇を収録。人生の黄昏を、愛の終わりを、若き日の野心を、才能の神秘を、叶えられなかった夢を描く、著者初の短篇集。
「BOOK」データベースより
タイトル通り、音楽と夕暮れを絡めた５つの物語。
１つ１つ読み応えもあるけどさらっと読めます！
カズオイシグロのユーモアを感じられる１冊です。
まずは短編で気軽に読みたい！という方におすすめ。
クララとお日さま
クララは子供の成長を手助けするＡＦ（人工親友）として開発された人工知能搭載のロボット。店頭から街行く人々や来店する客を観察しながら、自分を買ってくれる人が来ることを待ち続けている。ある日、ジョジーという病弱な少女の家庭に買い取られ、やがて二人は友情を育んでいくが、一家には大きな秘密があった…愛とは、知性とは、家族とは？根源的な問題に迫る感動作。ノーベル文学賞受賞第一作。
「BOOK」データベースより
こういう人工知能とかロボットとかのお話大好きです、、。
関係ないのですが最近Netflixの「プルートゥ」を見て号泣しました。
カズオイシグロ作品の中でも読みやすい！
SFなど好きな人にもおすすめです。
最後になりますが
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
私が初めてカズオイシグロさんの作品を読んだのは、海外に留学中でした。
英語で本を読みたい。カズオイシグロさんならルーツは日本人だし読めるかな？と思ったのがきっかけです。（結局、英語はあまりにも進まなかったので途中で日本語版を買い、一気読み。）
いつか英語で読むのをリベンジしたいと思っています。
ダイレクトに読んで見たいというか、、。みなさんは英語で読めたりしますか？
何かおすすめなどありましたら、ぜひメッセージなどお待ちしてます！
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