【こんな人におすすめ】
恩田陸の小説が気になる！
どの作品から読むのがいいかな？
有名な作品が多くて迷う！
恩田陸さんの作風
恩田陸さんは様々なジャンルを執筆されています。
ミステリー、青春、音楽、群像劇、SF、ホラーなど。
読みやすそうな順番にランキング形式にはしたのですが、ご自身の好きなジャンルから手を出していくのがいいと思います。
私はどのジャンルも好きですが、恩田さんといえば！はミステリーです。
まずはファン歴15年のワタシの一押しはこれ
麦の海に沈む果実（学園、ミステリー）
こちらのジャンルはミステリーでございます。
私が恩田ワールドにハマったきっかけの作品です。
三月以外の転入生は破滅をもたらすといわれる全寮制の学園。2月最後の日に来た理瀬の心は揺らめく。閉ざされたコンサート会場や湿原から失踪した生徒たち。生徒を集め交霊会を開く校長。図書館から消えたいわくつきの本。理瀬が迷いこんだ「三月の国」の秘密とは？この世の「不思議」でいっぱいの物語。
講談社文庫
このあらすじ！魅力的なワードが散りばめられています。
閉ざされた全寮制の学園、ミステリアスな校長、図書館から消えた本、三月の国。
この本をおもしろいと感じたら、理瀬シリーズにも手を出すと思います。
理瀬シリーズについてはこちらもぜひ↓
恩田陸さんおすすめ５選
お待たせしました。それではランキングです！
1位 ６番目の小夜子（SF、ホラー、ファンタジー）
津村沙世子――とある地方の高校にやってきた、美しく謎めいた転校生。高校には十数年間にわたり、奇妙なゲームが受け継がれていた。三年に一度、サヨコと呼ばれる生徒が、見えざる手によって選ばれるのだ。そして今年は、「六番目のサヨコ」が誕生する年だった。学園生活、友情、恋愛。やがては失われる青春の輝きを美しい水晶に封じ込め、漆黒の恐怖で包みこんだ、伝説のデビュー作。
新潮社
こちらは恩田陸さんのデビュー作です。
青春、学校、ミステリー、ホラーとTHE 恩田さんを味わいたい方におすすめ！
まず手に取ってみてほしい。
ラストも含めて恩田さんらしい作品だと思っています。
2000年にテレビドラマ化もされています。
2位 夜のピクニック（青春）
夜だから、いつものみんなも違って見える。私も少し、勇気を出せる。
新潮社
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて、歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために――。学校生活の思い出や卒業後の夢など語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。
こちらはジャンルは青春もの。
学生生活を終えた大人にも、今まさにその時代を生きている人にも読んでほしいです。
恩田陸さんの出身校である、茨城県立水戸第一高等学校で実際に行われている伝統行事の歩く会がモデルになっているそうです。
夜×学校行事のシチュエーションは無条件でワクワクしますよね。
3位 麦の海に沈む果実（学園、ミステリー）
こちら、冒頭でも申し上げた私の一押し（お気に入り）です。
ゴシックホラーが好きな人にぜひ。
タイトルの美しさ、表紙の絵に惹かれた人にも。
4位 ネバーランド（学園）
舞台は、伝統ある男子校の寮「松籟館」。冬休みを迎え多くが帰省していく中、事情を抱えた4人の少年が居残りを決めた。ひとけのない古い寮で、4人だけの自由で孤独な休暇がはじまる。そしてイブの晩の「告白」ゲームをきっかけに起きる事件。日を追うごとに深まる「謎」。やがて、それぞれが隠していた「秘密」が明らかになってゆく。驚きと感動に満ちた7日間を描く青春グラフィティ。
集英社文庫
年末に寮に残った4人の男の子たちの、７日間の物語。
今回紹介している作品の中は１番短い作品。
ストーリーもテンポよく進んでいくので読みやすいと思います。
同性同士の友情ものが好きな方にもおすすめです！
5位 蜂蜜と遠雷（音楽、青春）
俺はまだ、神に愛されているだろうか?
ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、
そして音楽を描き切った青春群像小説。
著者渾身、文句なしの最高傑作!3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクール。「ここを制した者は世界最高峰のS国際ピアノコンクールで優勝する」ジンクスがあり近年、覇者である新たな才能の出現は音楽界の事件となっていた。
幻冬社
養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳。
彼ら以外にも数多の天才たちが繰り広げる競争という名の自らとの闘い。
第1次から3次予選そして本選を勝ち抜き優勝するのは誰なのか?
こちら、長いです！紹介させていただいた中で１番長いです。単行本で507ページあります。
ただ、おもしろい！！！
なので今回の紹介では5位とさせていただきました。
音楽好き、青春好き、大人にも子どもにもおすすめ。
きっと読みながら、登場人物たちが演奏する曲を聞きたくなると思います。
最後になりますが
ここまでお読みいただき、ありがとうございました！
恩田陸さんは作品数が多いのでまだまだおすすめはたくさんあるのです。
が、今回は初めての人向けに選書してみました！
少しでも本を手に取るきっかけになると嬉しいです。
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